令和7年3月25日(火曜日)午前8時31分頃、熊本城・市役所前停留場において、停留場に停車していた車両に後続車が追突する事故が発生いたしました。この事故により、現時点で十名以上の負傷者が発生しており、事故原因の調査等のため、当日は全線運休、翌日も区間運休を行いました。 電車同士の衝突により多くのお客様を負傷させるという、あってはならない事故であり、また、お客様や市民の皆様に多大なるご迷惑とご不安をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます。 事故原因に関しては、現在、国の運輸安全委員会による調査が行われており、確定的な原因究明には時間を要する見込みですが、現時点では制限速度の超過とレールに付着した油状のものによって後続車両が滑走して停車できずに衝突した可能性が高いと考えております。 運行再開に当たっては、全乗務員に対して先行車両と接近する場合の速度制限の遵守等を改めて指導したほか、事故現場でレールに付着していた油状のものを除去後に試験走行し、停止制動距離に異常がないことを確認しております。また、現在はレールの監視を強化するとともに、原因究明に向けて、レールに付着した油状のものについての成分分析を行っております。
今後、今回の事故による負傷者の皆様に対しては、誠心誠意対応してまいりますとともに、二度とこのような事故を起こさぬよう、再発防止に向けて交通局職員が一丸となって取り組んでまいります。
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